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カスタマイズできるブラウザとしてFirefoxを愛用している人が多いですね。でも拡張機能を入れただけで満足していませんか?

Firefoxではアドレスバーに「about:config」と入力すると、オプションウィンドウに項目がないものを含めて、Firefox の様々な設定値を直接編集することができます。フィルタに設定名を入力することで、素早く目的の設定へたどり着くことができます。この詳細設定画面で、Firefoxをもっと使いやすくカスタマイズしてみましょう。

セッション回復

ブロガーやウェブメールユーザーなら、長い時間をかけて書いた記事やメッセージを、アクシデントでタブやブラウザーが閉じて失ってしまったら、どれだけショッキングなことでしょうか。「browser.startup.page」設定を「3」にすることで、表示しているセッションをそのままの状態で回復することができます。

  • 設定名: browser.startup.page
  • 推奨値: 3
  • デフォルト: 1 (設定したホームページを開く)

補足:ツールバーの「ツール>オプション>一般」の「起動」欄の「Firefoxを起動するとき」のプルダウンメニューを、「前回終了時のウィンドウとタブを表示する」と設定しても同じです。

タブのオーバーフロー

Firefox2で便利なタブブラウジング機能ですが、タブをたくさん開くとタブが収まりきれなくなり、左右の矢印でスクロールするはめになってしまいます。こうなるとタブブラウザは一気に不便になってしまいます。
そこで、タブの最小幅を小さくして、少しでもタブの表示個数を増やしましょう。デフォルトでは100ピクセルですが、75ピクセルでもページタイトルは見えるし、いい感じです。

  • 設定名: browser.tabs.tabMinWidth
  • 推奨値: 75 (お好みでどうぞ)
  • 極端な変更値: 0(スクロールはなくなりますが、タブが多くなると、その分タブが小さくなります。)
  • デフォルト: 100

タブを閉じるボタン

それぞれのタブには「タブを閉じる」ボタンがあり、便利な反面、別のタブを開こうとするときに、誤ってボタンを押してしまい、閉じたくないタブを閉じてしまうこともあります。それをなくしたいなら、「タブを閉じる」ボタンを非表示にしましょう。browser.tabs.closeButtons設定の値を「3」に変更すると、表示中のタブに「タブを閉じる」ボタンが表示されなくなり、その代わりにタブバーの右に「タブを閉じる」ボタンが表示されるようになります。
変更前

変更後

  • 設定名: browser.tabs.closeButtons
  • 推奨値: 3
  • 他の値: 2 (全てのタブボタンを表示しない)
  • デフォルト: 1 (全てのタブに「タブを閉じる」ボタンを表示)

クリック予想機能

Firefoxには、ユーザーがクリックしそうなリンク先のページ(例えばGoogle検索結果の上位の検索結果など)を、予めダウンロードするという変わった機能があります。従って、この機能がOnだと、通信のバンド幅とCPUを無駄に使い、見てもないウェブページを履歴に加えていくことになります。この機能をOFFにするには、network.prefetch-next設定をfalseにします。

tooltipsをOFFにする

デフォルトでは、ツールバー上をマウスオーバーすると、簡単な操作方法がポップアップで表示されます。初心者にはありがたい機能ですが、慣れたユーザーにとては邪魔な存在です。browser.chrome.toolbar_tips設定をfalseにすることで非表示にできます。

  • 設定名: browser.chrome.toolbar_tips
  • 推奨値: false
  • デフォルト: true

スペルチェック機能

テキスト入力エリアで、Firefox2のスペルチェック機能を使えるようにします。スペルチェック機能を使用するには専用の辞書をインストールする必要があります。Web ページ上のテキストボックスを右クリックして [辞書を追加] を選択し、必要な言語の辞書をインストールしてください。(もしくは、こちらから追加できます。)残念ながら日本語の文章構成にはまだ対応していません。

  • 設定名: layout.spellcheckDefault
  • 推奨値: 2
  • デフォルト: 1

補足:英語版のFirefoxには最初から辞書が同梱されており、設定値を変えることで機能をOnにできるようです。日本語版Firefoxでは、辞書をインストールすると、設定値を変えなくてもスペルチェック機能を使うことができました。

Goボタン


アドレスバー横に表示される、めったに使わないGoボタンを非表示にするには、browser.urlbar.hideGoButtontrueにします。筆者の場合URLをアドレスバーに打ち込んだら、「Enter」キーを押すので、Goボタンは、ほとんど使ったことがあません。

  • 設定名: browser.urlbar.hideGoButton
  • 推奨値: true
  • デフォルト: false

参考
Geek to Live: Top Firefox 2 config tweaks – Lifehacker

さらに多くの情報を見るには、MozillaZine のabout:config wikiページ(英)が参考になります。

日本語では、about:config と user.js による Firefox のカスタマイズ – えむもじらが分かりやすいです。


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